コカムバターを練るスーバーさん 顔つやがいいですね
手で形をととのえて、できあがり!
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コカムバターを作る工程を見せてくれるというので、シャントさんに案内してもらってダーヤという村に行きました。
町から30キロくらい山のほうに入っていくんだけど、途中からの風景がのんびりしていていいんですよ。
「昔のインドの風景だなあ」
などと思って楽しんでいるうちに、
「着きました」
と言われて見ると、なーんにもない荒野にたった一軒の家・・・と思ったら、これが自宅、兼工場でもあったのです。
シャントさんがここの主人、ダージさんを紹介してくれました。
娘さんが入れてくれたチャイをいただいたあと、ダージさんに説明してもらって、コカムバターのできるまでを見せてもらいました。
だいたいの工程は、こちらからどうぞ。
コカムバターは38-40度くらいで、もうジワーっと溶けだしてくるんですが、そのせいかどうか、扇風機が3台まわってました。
いやー、こうやって毎日コカムバターを作っているのか・・・と思うと、一種の感動をおぼえましたね、まじゅは。
「写真とっていい?」と聞くと、
「いいよ」と、ニコニコ笑って言ってくれました。
右のおばあちゃんはスーバー・オンカールさん。そのとなりは、マーラリ・ペブレカールさんです。
スーバーさんは、あれもとれ、これもとれ、と上機嫌でみんなの写真をとらせてくれました。
彼女のの笑顔がとってもよかったです。
それとみんな肌がつやつやしているんですよ。やっぱり、身体によいものを毎日作っているからかなあ、なんて思ったものです。
そして、作業所の横は台所。
そこでは、ダージさんの娘さんがダルを作ってました。
ここで働いているみんなの分を作っているんでしょうね。
お父さんのダージさんと一緒に、写真を撮らせてもらいました。二人とも素朴でいい表情です。
台所から、神様でいっぱいのベッドルームを通りぬける、となりは事務所兼リビングルーム。
もうここには自宅とコカムバター工場という境界線はない、ってかんじです。
すべてはひとつ・・・
「これは神のギフトだから」というダージさんの言葉と、はにかんだような笑顔が印象的でしたね。
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